新聞各紙が、こぞってエスプリを利かせたジョークを紙面いっぱいに散りばめて
害の無い嘘をついても良い、そんな風習の日
だから、らしくないことをしてみたの
そろそろ昼に差しかかろうとする頃
いつもの花屋の前を通って、行き着いた先はお気に入りのカフェ
赤い眼鏡ごしに、ウェイトレスに注文する
するとウェイトレスが、私に聞いたことをバリスタに伝えた
キャラメルカプチーノ
赤い眼鏡をかけて、カフェでコーヒーを飲んで
嘘をつく相手に、私は私を選んでみた
嘘に嘘を塗り重ねれば、真実になるのかな
糸が絡まっていくように、ほどけないものになっていくのかな
嘘の私が貴方につく嘘を考える
こんなに甘くて美味しいなんて思わなかった
貴方へつく嘘を考えて飲む、キャラメルカプチーノ
この甘さで私を溶かしてくれればいいのに